NixOS 26.05 がリリースされました。 NixOS には unstable と stable の 2 つのチャンネルがあり、unstable はローリングアップデート方式でリリースされ、 stable は半年に一回、5 月と 11 月にリリースされます。NixOS 26.05 は 2026 年前半の stable リリースということになります。
前回のリリースである 25.11 から何が変更されたかは以下のリリースノートにまとまっています:
https://nixos.org/manual/nixos/stable/release-notes#sec-release-26.05
これを読んで、面白そうな変更をいくつかまとめてみます。以下の記述はリリースノートのセクションごとに分けています。
なおリリース直後は不具合が増えそう[1]なので、実際に手元のマシンの更新を行うのは少し期間を空けるつもりです。
#Highlights
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Stage1(initrd)が systemd ベースになった。
- systemd が何でもやる時代(?)。
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configuration.nix・flake.nixの代わりにsystem.nixがエントリポイントとして使えるようになった。-
nix-channelを使わずに NixOS が設定できるらしい。Nix Flake を使っていればあまり関係なさそう。
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- デフォルトの Linux kernel が 6.12 から 6.18 に変更された。
#New Modules
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PdfDing が
services.pdfdingとしてサポートされた。 -
hyprwhspr-rs が
services.hyprwhspr-rsとしてサポートされた。 -
Dunst が
services.dunstとしてサポートされた。- 以前からソフトウェア自体は Nixpkgs に入っていたのですが NixOS Options としてサポートされたようです。設定が Nix 式として書けるようになりました。
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linkding が
services.linkdingとしてサポートされた。 -
Dawarich が
services.dawarichとしてサポートされた。 -
Howdy が
services.howdy.enableとしてサポートされた。- Howdy を知らなかったのですが、Windows Hello のような顔認証システムらしいです。面白そう。
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whois が
programs.whoisとしてサポートされた。- 以前からソフトウェア自体は Nixpkgs に入っていたのですが NixOS Options としてサポートされたようです。設定が Nix 式として書けるようになりました。
#Backward Incompatibilities
- Bash 実装の nixos-rebuild が(予定通り)削除されました。NixOS 25.11 から Python による新しい実装に切り替わっていて、経過措置として古い Bash 実装のものも一応残っていました。
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services.desktopManager.gnomeを有効化したときに、Geary がインストールされなくなりました。programs.geary.enable = trueを使うことで個別にインストールすることは可能です。- リリースノートに “Geary’s position in the default favorite apps section has been replaced by GNOME Text Editor.” と書かれていて、メールクライアントを全く機能が違うテキストエディタで置き換えるってどういう意味?と思ったのですが、PR を見ると、単に GNOME Shell 上に表示されるプログラムの順番が変わったというだけの話でした。
- reiserfs のサポートが削除されました。Linux 6.13 の対応に合わせたものです。
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opengfwパッケージとservices.opengfwモジュールが削除されました。- Upstream の GitHub レポジトリが削除されたようです。
#Other Notable Changes
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switch-to-configurationが、ExecReload=が変更されただけのサービスは restart の代わりに reload を行うようになりました。またExecReload=が削除されただけの場合は何も実行しないようになりました。 -
services.openssh.generateHostKeys = trueに設定しつつservices.openssh.enableは無効化しておくことで SSH 鍵の生成だけを行うことができるようになりました。agenix などで便利です。 - glibc が 2.42 に更新され、executable stack への制限が厳しくなりました。
注釈
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一般論で、NixOS に当てはまるかどうかは知りません。 ↩